胃カメラ検査で苦痛を少なく~経鼻胃内視鏡検査
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胃カメラ検査で「おえっ」と苦しまなくていい、内視鏡検査ご存じですか?
胃カメラ検査や内視鏡検査と聞くと「苦しい」「痛い」というイメージをお持ちの方が多いと思います。
実際に胃カメラ検査を受けられて苦しい思いをした方も多くいらっしゃると思います。
胃カメラが喉を刺激するので、どうしても嘔吐反射がおこり「おえっ」となります。
「意識下鎮静法」と言われれる静脈麻酔を行うと苦痛を和らげ検査を行うことができますが、当院ではより安全で楽な、麻酔を行わない経鼻胃内視鏡検査を行っております。
経鼻胃内視鏡検査とは、鼻からカメラを入れて行う胃カメラ検査のことです。
ふつう胃カメラというと、口から胃カメラを飲み込むようにして検査しますが、それよりも苦痛の少ない楽な方法として当院では鼻から胃カメラを入れて検査を行っています。どうして楽なのかと申しますと、鼻から入れることにより、咽頭刺激がないため「おえっ」となりません。また鼻から胃カメラを入れるので、検査中に会話が行えます。
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鼻から?!
ビックリされる方が多いかと思います。よけいに「痛そう」というイメージを持たれる方もいらっしゃると思いますが、鼻には麻酔を行うので痛みはほとんどありません。
また、鼻に入れる胃カメラは直径5.9mmとエンピツより細いんです。
ちょうど「うどん」の太さを想像してください。カメラが細いため、画像は口からの内視鏡に比べほんの少しだけ劣りますが、病変を発見するには全く問題はありません。
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平成16年9月12日:読売新聞にて掲載
「鼻から入れる胃内視鏡検査~苦痛少なく安心感」
12年前に食道がんの手術を受けた東京都の男性(67)は、再発していないか等を調べるため、東京医科歯科大病院で毎年、内視鏡(胃カメラ)の検査を続けている。だが、口から内視鏡を飲み込むたびに吐き気に苦しみ、「検査が必要と分かっていても、嫌でたまらなかった」。昨年7月、鼻から内視鏡を入れる検査をこの病院ではじめて受けた。吐き気や痛みはなく、「とても楽でした」と言う。検査中に医師とと自由に話せる安心かもあり、およそ1年後の検査では自ら鼻から入れる内視鏡を希望したほどだ。(つづく)
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